第3種第1級

芳賀・宇都宮LRTの工事状況や各種設備などを解説しています。

【工事の記録】駅東口中央~峰町立体(2022年3月~2022年5月)

2022年3月21日

南側の道路改良工事も完了し、それぞれ車道をシフト、中央の空いたスペースへ軌道スラブの敷設が進んでいます。

 

東宿郷交差点西行きについては、車線運用が変更され右折レーンが2車線、左直が1車線になっています。

東宿郷交差点は、交差点内の吊架線用架線柱と信号柱、照明柱を一部兼用する関係で、一体型のデザインポールが採用されています。

東宿郷交差点内は夜間規制で軌道下の地盤改良施工→埋め戻しを行っている関係で、凸凹になっています。

訪問時、東宿郷交差点~駅東第3交差点間は南側の道路改良工事が遅れていた関係で、軌道スラブ下の均しコン打設が完了した段階でした。

駅東第3交差点内は道路下の空間が十分に確保できない関係で、電車線路埋設管路を軌道下から迂回させて施工しています。そのため交差点内に施工用の仮蓋が設置されています。

駅東第3交差点~駅東公園前交差点間は軌道スラブの敷設中です。

東宿郷交差点西行流入交通量観測用に、新たに2か所トラフィックカウンターが設置されています。

駅東交差点~峰町立体は地盤改良が未施工で中央分離帯を撤去した段階です。

峰町立体部は中央分離帯の撤去と既存の照明の撤去が進んでいます。

2022年5月8日

各交差点間で軌道スラブの敷設が完了し、レールが仮置きされています。ただし樹脂固定は未完了がほとんどです。

各交差点では路面電車対応に向け信号機の更新が進んでいます。

レール下に調整用パッドを敷き、その上にレールが仮置きされています。なお塩ビ管が見えますがこれは固定用の樹脂の使用量を削減するためだそうです。

東宿郷交差点と駅東第3交差点は薄型レールを敷設するため、レール用の溝の幅が広い特殊な交差点用スラブが敷設されています。

上記2交差点の前後ではT型レール⇔溝付きレール⇔薄型レールの変換が必要で、その部分は構造が特殊なため現場打でスラブが敷設されています。

なお上の写真右下は架線柱基礎です。

各交差点では写真のように電車用信号付きの信号灯器へと交信が進んでいます(上:東宿郷、下:駅東第3交差点)

駅東第3~駅東公園前はスラブの設置を完了しレールが仮置きされています。

交差点内も軌道スラブが敷設されています。

峰町立体部も画像のようにアスファルトが剝がされています。

この部分は暗渠になるため薄型レール(特殊スラブ)となります。画像からわかる通り均しコンを打設する余裕もないようです。