【工事の記録】新4号横断部(2018年4月~2019年11月)
【芳賀宇都宮LRT工事状況2020/10】新4号横断部(その1)の続きです。
用地買収
用地買収概要
本工事では、トンネル施工時の工事用道路や仮設ランプの建設に必要となる用地の取得を必要としています。
取得が必要な用地の範囲は次の通りです。
本工事で必要な用地は、軌道本体に必要な用地(買収)と、下りオフランプの拡幅(後述)に必要な用地(買収)と、工事の際にのみ必要な用地(借地)に分類されますが、正確な範囲が不明なため、本記事ではすべて同一で扱います。
2019年11月頃には工事に必要な用地はすべて取得が完了しております。
なお工事に際し、一部当初計画とは工事用道路の建設位置が変更になっているようです。
用地取得状況
本工事で必要となる用地の取得経緯について説明します。
図中の数字と矢印は、各写真の撮影方向を示しています。
①:2019年5月15日撮影
2019年度の耕作シーズンが始まる頃に、農地の一部が取得され用地境界に畦が作られました。
②:2019年5月15日撮影
手前の農地は一部用地買収となり畦が作られ、残った用地では田植えの準備をしている様子です。奥の田んぼは全面買収となり、耕作の気配は一切見られません。
③:2019年5月20日撮影
こちらは先ほどの奥の農地の拡大図です。この場所は軌道ルート(車両基地への分岐点)にもなっており、工事の施工ヤードを含め全面買収となったようです(工事終了後一部農地として復旧されるかもしれませんが)。
④:2019年6月21日撮影
場所が変わり新4号東側になります。工事用道路の施工に向け農地の一部が買収(借地)され用地境界に畦が作られています。
⑤:2019年6月21日撮影
こちらは新4号南東側で、同様に工事用道路のため農地が買収となっています。
手前の田んぼは一部のみ、奥の田んぼは全面買収となったようです。
⑥:2019年7月21日撮影
写真中央よりやや右にある林と民家は用地買収の対象となっていますが、この時点では未買収となっています。このころから先に取得できた周りの農地上に工事用道路築造や現場事務所の建築が先行して始まっています。
⑦:2019年7月27日撮影
新4号南西側の用地状況です。以前より耕作されてはいませんでしたが何も動きもなく杭もなかったため用地取得完了が確定できずにいましたが、このころから工事用道路の築造で杭が打たれたことで、取得完了が確認できました。
⑧:2019年11月1日撮影
⑥のアングルで写っていた未買収用地ですが、同年11月頃になりようやく家屋の取り壊しと土地の整地が始まりました。
⑨:2019年11月1日撮影
⑧の反対側です。同じころにこちらも仮設ランプの建設で必要となる宅地内の一部の用地について取得が完了しました。
この時点で新4号横断部の施工に必要な用地の取得が完了したことになります。
続く...