第3種第1級

芳賀・宇都宮LRTの工事状況や各種設備などを解説しています。

【工事の記録】平出架道橋(2020年10月~12月)

工事状況

橋梁工事

橋脚下部工

下部工は橋台2基、橋脚5基で構成されます。概要は以下の通りです。

橋梁名 番号 形式 工事名 施工業者 請負額 発注年度 着手 完成
平出架道橋 A1 逆T式橋台 不明 (仮称)平出架道橋工事(分割3号) 未定 未定 2020 見込み 未定 未定
P1 逆T式橋脚 不明
P2 逆T式橋脚 φ1200mm L=14.5m N=12本 (仮称)平出架道橋工事(分割1号) 渡辺建設 121,587,000 2019 2020.5  2020.12
P3 逆T式橋脚 L=14.5m N=6本
平出高架橋
P4 逆T式橋脚 φ1200mm L=15.0m N=9本
P5 逆T式橋脚 φ1200m L=15.0m N=6本 (仮称)平出高架橋工事 山本建設 110,980,000 2020 2020.9  
A2 逆T式橋台 φ1200mm L=14.5m N=9本

f:id:road_hashas:20201020173813j:plain

2020年10月8日撮影

下部工施工(P2)の様子。

P2は2020年10月現在上部の型枠を形成中です。

f:id:road_hashas:20210104141236j:plain

2020年12月24日撮影

橋脚躯体が完成し足場も解体されました。

f:id:road_hashas:20210104141349j:plain

2020年12月24日撮影

メタル橋を支えるだけあって、かなり太い橋脚です。

f:id:road_hashas:20201020173931j:plain

2020年10月8日撮影

下部工施工(P3~A2)の様子。

2020年10月現在、P3はコンクリートの1次施工が完了し上部の鉄筋組立、P4は上部の型枠組立、P5・A2は場所打ち杭の施工中です。

f:id:road_hashas:20210104141445j:plain

2020年12月24日撮影

P3、P4ともに完成し足場も解体されています。

奥ではP5、A2が躯体コンクリート打設に向けて型枠が組み立てられているようです。

f:id:road_hashas:20210104143919j:plain

2020年12月24日撮影

P5、A1の拡大です。躯体の型枠が確認できます。

f:id:road_hashas:20210104144044j:plain

2020年12月24日撮影

渡辺建設さんおなじみの、GoogleEarthにCGを組み合わせた完成予想図がここでも掲示されています。

f:id:road_hashas:20210104144412j:plain

2020年12月24日撮影
別の場所に進捗状況と完成予想図が掲示されています。

f:id:road_hashas:20210104144546j:plain

2020年12月24日撮影

せっかくですので各写真をアップで(左)

f:id:road_hashas:20210104144629j:plain

2020年12月24日撮影

せっかくですので各写真をアップで(右)

f:id:road_hashas:20210104141647j:plain

2020年12月24日撮影

奥の別工事の現場にはドローンによる空撮と現場画像による進捗状況が掲示されています。

 

f:id:road_hashas:20210104142308j:plain

2020年10月24日撮影

11月頃から橋脚・橋台の躯体工に着手しているようです。水路の切り替えも確認できます。

橋脚上部工

上部工は現在下記の工事が進行中、または発注見込みです。

 

橋梁名 橋脚番号 形式 工事名 施工業者 請負額 発注年度 着手 完成
平出架道橋 A1 鋼3径間連続曲線箱桁橋 (仮称)平出架道橋工事(分割2号) 古河中村岩原建設共同企業体 580,000,000 2019 2020 未定
P1
P2
P3
平出高架橋 PC単純プレテンT桁 3径間 (仮称)平出高架橋工事 未定 未定 2020 発注見込み 未定 未定
P4
P5
A2

桁の製作に時間がかかる平出架道橋については、下部工発注を待たずに2019年に公告され、古河中村岩原建設共同企業体が落札しました。現在は桁の製作が進んでいると思われます。

交通量の多い箇所の架設だけに、夜間に通行止めを行いながら一括で架設する可能性も考えられます。

平出高架橋については他の箇所と同様PC単純プレテンT桁で構成されますが、こちらは橋脚完成の見通しが立った段階で発注をかける予定のようです。

擁壁工事

橋梁部の前後の擁壁部については現在東側アプローチ部の地盤改良工事が行われています。なおこの地盤改良工事は下部工を施工する(仮称)平出高架橋工事に含まれているものです。また同区間の擁壁工事についてもすでに施工業者は決定しており、この地盤改良工事が終了次第着工すると思われます。

西側アプローチ部では2020年度第4四半期において擁壁工事の発注を見込んでおります。もともと車道として供用されていた場所ですので地盤改良工事の必要がないものと思われます。

箇所 工事名 工事内容 施工業者 発注年度 着手 完成
西側アプローチ部 平出工区擁壁工事(分割2号) 重力式擁壁工 延長100m 補強土擁壁工 延長60m 未定 【見込み】 2020 第4四半期 未定 未定
東側アプローチ部 (仮称)平出高架橋工事 浅層混合処理工 延長154m 山本建設 2020 2020.9 2020.12
東側アプローチ部 平出工区擁壁工事(分割1号) 重力式擁壁工 補強土擁壁工 延長130m 米弥工業 2020 2020.12 未定

 

f:id:road_hashas:20201020184233j:plain

2020年10月8日撮影

地盤改良に向けて地山の掘削を行っています。

f:id:road_hashas:20201020184315j:plain

2020年10月8日撮影

A2橋台に向かって地山の掘削はほぼ完了しているように見えます。

f:id:road_hashas:20210104143506j:plain

2020年12月24日撮影

地盤改良工事が完了し擁壁工事が始まりました。

f:id:road_hashas:20210104143617j:plain

2020年12月24日撮影

A2橋台に向かって擁壁が徐々に高くなっていく様子がわかります。現在現場打で重力式擁壁を築造中です。

軌道工事

 軌道関連工事は2020年10月時点では行われていません。

その他の関連工事

区間で交差する山下川の洪水対策工事がLRT事業と大きく関係しています。こちらは後日別記事にて解説予定です。