【工事の記録】鬼怒川左岸立体区間(2020年1月~3月)
はじめに
本記事では引き続き2019年度の工事状況についてレポートしていきます。
工事状況
2020年1月12日
竹下第1高架橋工事の様子を鬼怒川堤防から。すでにP5とP6は躯体のコンクリート養生中のようです。また遅れて着工しているP4では躯体工に向けて足場が組み立てられています。
別角度から。P7とP8は躯体の型枠を組み立てています。
現場に12月末時点の進捗状況に関する写真が掲載されていました。
鬼怒川左岸第1工区擁壁工事(分割1号)の様子。前回訪問時からあまり変化はありません。横方向の鉄筋が増えたくらいでしょうか。
竹下第3架道橋工事では躯体が完成し足場が解体されました!
別角度から。躯体のコンクリート工のみでボックス上の盛土は工事対象外のようです。
(仮称)竹下第4架道橋工事では現場で製作した主桁が完成し架設されいました!
別角度から。径間長は40.5mとなっています。
手前では(仮称)竹下第2高架橋工事(分割2号)による上部工で床板工事が進められています。奥では(仮称)竹下第2高架橋工事(分割1号)によってA2橋台の躯体工が進められているほか、橋台後方の地盤改良が始まりました。
場所がかわってR408から西方向です。(仮称)竹下第2高架橋工事(分割1号)では擁壁内部の盛土がほぼ計画高まで達したようです。
(仮称)竹下第2高架橋工事(分割2号)で同時に施工する竹下第3高架橋P1~P2間の上部工ですが、まだ桁の架設がされていません。
竹下第3高架橋東端から東方向、鬼怒川左岸第3工区(擁壁部)では工事用道路の築造が引き続き行われています。
さらに清原学園通り寄りでも工事用道路の築造が進んでいます。
2020年1月18日
(仮称)竹下第1高架橋工事について分割1号(P5、P6施工)では躯体コンクリート養生中のようです。
分割2号(P7、P8施工)では躯体コンクリート流し込みに向けて型枠が出来上がりつつあります。
(仮称)竹下第2高架橋工事(分割2号)で施工している竹下第3高架橋P1~P2の上部工ではついに桁が載りました。
清原第1工区擁壁工事では重力式擁壁の型枠がかなりできつつあるようです。
2020年2月9日
竹下第1高架橋工事の様子です。分割3号で施工している下部工(P4)では躯体の鉄筋が組みあがってきました。
別角度から。画像右側が西方向(JR宇都宮駅東口方)になります。鬼怒川橋梁にかけて上り勾配になっているのがよくわかるかと思います。
同工事を芳賀方から。画像は奥からP4、P5、P6です。分割1号で施工しているP5、P6ではすでに養生が終わり橋脚躯体のコンクリートが見えています。
さらに同工事を別角度から。こちらは手前からP8、P7...となっています。分割2号で施工しているP7、P8も橋脚躯体の型枠が完成しコンクリート養生中に見えます。
昨年度から繰り越しの鬼怒川左岸第1工区擁壁工事(分割1号)では擁壁の鉄筋が組みあがり、盛土が始まりました。
完成した竹下第3架道橋(ボックスカルバート)の様子。躯体は完成しましたが交差する市道はまだ解放されていません。
竹下第4架道橋工事の様子です。架設された桁の周りに足場が組まれ床板工事が始まりました。
竹下第2高架橋P2~P3上部工でも床板工事が進められています。橋面まで完成しているように見えるような...。また奥では(仮称)竹下第2高架橋工事(分割1号)で施工している橋台(A2)が完成しメインの施工が後方の擁壁工事に移っているのが確認できます。
別角度から見ると奥に重力式擁壁が構築されているのが確認できます。これも(仮称)竹下第2高架橋工事(分割1号)で施工しているものです。この擁壁の手前と橋台の間には補強土壁を構築します。
場所が変わってR408から西方向です。鬼怒川左岸第2工区擁壁工事(分割1号)で施工している補強土壁がほぼ完成しているように見えます。
竹下第3高架橋の上部工。こちらも床板工事に移っています。
用地買収が進み、竹下第3高架橋から清原学園通りに向けた工事用道路がつながりました。
同地点から反対方向を。軌道ルート北側は防護シートの上に工事用道路が築造されています。
軌道ルート南側の工事用道路は地山が掘削されています。
これらの工事用道路はこの工事で施工しているようです。
同工事を清原学園通り上から。用地の関係か一部未施工の区間があります。
清原第1工区擁壁工事の様子。重力式擁壁がかなり出来上がってきました。
2020年3月4日
竹下第1高架橋工事の様子。分割3号で施工しているP4は躯体がブルーシートで覆われています。コンクリート養生中でしょうか?
同工事を別角度から。分割1号と分割2号で施工していたP5~P8が完成しました。
なお奥で橋脚を施工している分割3号ではこの後これらの橋脚に上部工も施工する予定です。
分割3号の施工会社が現場に掲示している施工状況の空撮画像では、軌道ルート上で様々な工事が進んでいるのが確認できます。
鬼怒川左岸第1工区擁壁工事(分割1号)では盛土が高く積みあがってきました。補強材もわずかながら確認できます。
すでに完成した分割2号、下竹下停留場側から盛土材を搬入しているようです。
竹下第4架道橋では引き続き床板工事が進められています。
竹下第2高架橋の上部工では橋面工事がほぼ完了しアルミ製高欄が取り付けられています。
(仮称)竹下第2高架橋工事(分割1号)では橋台後方で補強土擁壁の築造が進んでいます。
竹下第3高架橋の上部工も橋面工事が完成し、アルミ製高欄が取り付けられています。上部工はやはり桁の製作・架設までが本番で架設されたらあとは早いですね。
竹下第3高架橋~清原学園通り間の擁壁区間における工事用道路築造の様子。用地の関係からかルート南側の工事用道路が先につながりました。
清原第1工区擁壁工事では重力式擁壁が完成し防護柵が取り付けられました。これまでアルミ製高欄が取り付けられていた区間とは違いかなり簡易的な柵になっています。
2020年3月24日
竹下第1高架橋工事の様子。画像手前のP4も躯体型枠が完成しています。
同工事を別角度から。完成したP5~P8は引き続き分割3号のJVに引き継がれ上部工が施工される予定です。
分割3号の施工業者による施工状況の張り出し。P4にコンクリートを流し込んでいる様子が確認できます。
鬼怒川左岸第1工区擁壁工事(分割1号)の施工状況の様子。盛土がかなり高くなってきています。ただ今年度中の完成は難しそうで、さらに次年度まで繰り越しそうです。
竹下第4架道橋でも床板・橋面工事が完了しアルミ製高欄が取り付けられています。長スパンのPC橋はかっこいいですね。
せっかくなので真下から。
竹下第2高架橋工事の様子。こちらは足場もすべて取り払われ完成引き渡しとなりました。
(仮称)竹下第2高架橋工事(分割1号)の様子。こちらも橋台後方の擁壁が完成しあとはアルミ製高欄を取り付けるのみの状況です。先行して施工していた鬼怒川左岸第2工区擁壁工事(分割1号)の擁壁ときれいにつながっています。
竹下第3高架橋上部工の様子。こちらも完成し引き渡しとなったようです。
竹下第3高架橋~清原学園通り間の工事用道路築造の様子。用地の関係かこれで完成のようです。
清原学園通りとの交差部ではトンネル工事(市道379号線横断函渠設置工事)の施工に向けて準備工事が始まりました。
以上で2019年度の工事状況のレポートは終わりです。次回は2020年度の施工状況についてレポートしていきます。