【工事の記録】鬼怒川左岸立体区間(2019年9月~2019年10月)
はじめに
本記事では前回に引き続き2019年度の工事の様子についてレポートしていきます。
工事状況
2019年9月1日
道路築造工事(分割1号)では未着手だった部分を含め工事用道路の築造が完了しました。
工事用道路が完成し、(仮称)竹下第1高架橋工事(分割1号)が始まるようです。
2018年度に発注され長らく未着手だった(仮称)下竹下第3架道橋工事がようやく着手となるようです。工期は2019年度末に設定されています。
すでに施工予定箇所では準備工が始まっています。
(仮称)下竹下第4架道橋工事(分割1号)ではA1側が足場が一度解体され、躯体上部の鉄筋がむき出しになっています。
P1も同様です。
(仮称)下竹下第2高架橋工事(分割1号)では工事の進捗が早く、すでに躯体上部の型枠が組み立てられつつあります。
その先の丘陵部では地盤改良工事が完了し鬼怒川左岸第2工区擁壁工事(分割1号)が始まるようです。こちらは2019年度発注工事です。
昨年度から続いている道路改良工事(分割2号)では市道379号線西側の側溝敷設が進んでいます。
2019年9月16日
(仮称)竹下第1高架橋工事(分割1号)では早速場所打ち杭工が始まりました。なお同時期に発注・落札された分割2号は未着手です。
(仮称)下竹下第3架道橋工事ではボックス本体の施工に向けて市道の切り回しが完了し、掘削が始まりました。
(仮称)下竹下第4架道橋工事(分割1号)のA1の様子です。再び足場が組み立てられました。内部の状況はよくわかりませんが、鉄筋組立とコンクリート打設に向けた型枠を組み立てている段階と思われます。
P1はこれからのようです。
(仮称)下竹下第2高架橋工事(分割1号)はコンクリート打設の段階まで来ているようです。なおLRT事業に関する垂れ幕が掛けられました。
道路改良工事(分割2号)では側溝敷設が進み、一部に蓋が設置され始めました。
2019年9月27日
(仮称)竹下第1高架橋工事(分割1号)では引き続き場所打ち杭工を行っています。
(仮称)竹下第1高架橋工事(分割2号)もようやく始まるようです。
(仮称)下竹下第3架道橋工事ではボックスの基礎ができてきました。
(仮称)下竹下第4架道橋工事(分割1号)では引き続きA1、P1の躯体上部を施工中です。
(仮称)下竹下第2高架橋工事(分割1号)は躯体が完成しているようにも見えるような...
A2橋台と後方の地盤改良、擁壁を施工する(仮称)竹下第2高架橋工事(分割1号)も始まりました!
すでに準備工として地山の掘削が始まっています。
2019年10月14日
(仮称)竹下第1高架橋工事(分割2号)でも場所打ち杭工が始まりました。鉄筋かごが大量に搬入されています。分割1号の方は場所打ち杭工が終了したようです。
(仮称)下竹下第3架道橋工事ではボックス築造範囲に足場が組み立てられています。下部では鉄筋の組立も進んでいるようです。
(仮称)下竹下第4架道橋工事(分割1号)ではちょっと来ない間にA1橋台が完成し、型枠も外されていました。なおLRT整備工事での橋台で初めて完成した箇所です。
P1も残りは型枠を外すのみとなっています。ほぼ完成です。
(仮称)下竹下第2高架橋工事(分割1号)はどちらも完成し型枠が外されました。
奥では(仮称)竹下第2高架橋工事(分割1号)で施工するA2橋台の場所打ち杭工も始まっています。またさらに奥では鬼怒川左岸第2工区擁壁工事(分割1号)で擁壁工事が進んでいるのが確認できます。
場所打ち杭工の様子を別角度から。地盤改良と擁壁を施工する橋台後方の地山はすでに掘削されています。
鬼怒川左岸第2工区擁壁工事(分割1号)をR408側から見ています。民家のすぐ後ろまで足場が構築され、擁壁築造工事が進んでいます。なおここから見える範囲はジオテキスタイル補強土壁による施工です。
道路改良工事(分割2号)ではちょっと来ない間に砂利ではありますが嵩上げが完了していました。
区間北側では現道擦り付け勾配もできています。
2019年10月20日
(仮称)竹下第1高架橋工事(分割1号)では杭頭処理に向けた掘削、分割2号では引き続き場所打ち杭工を施工している様子が確認できます。
また新たに(仮称)竹下第1高架橋工事(分割3号)も始まるようです。こちらは下部工(P4)と上部工(P4~P8までの4径間)を施工する工事です。
(仮称)下竹下第3架道橋工事ではまだボックス本体は鉄筋の組立中ですが足場はすでに完成形がイメージできる形で組まれています。
(仮称)下竹下第4架道橋工事(分割1号)ではほぼ完成し足場の解体と埋め戻しを残すのみです。
こちらも同様の状況です。
(仮称)竹下第2高架橋工事(分割1号)の様子です。鉄筋かごが見えないことから場所打ち杭工が終わった直後ではないかと思います。
場所が変わりR408脇の橋脚が完成した箇所では、上部工((仮称)竹下第2高架橋工事(分割2号))が始まるようです。工事名が竹下第2高架橋ですが、こちらの第3高架橋1径間と第2高架橋1径間ずつを施工します。
ここに桁が載ります。なおLRT事業で初の上部工(鬼怒川橋梁は除く)です。
2019年10月26日
竹下第1高架橋工事分割1~3号の様子。2号は引き続き杭頭処理、1号は場所打ち杭工修了、3号は未着手の状況です。
別角度から。場所的に分割1号は工事状況が確認できません。分割2号は場所打ち杭工が終了し掘削待ちです。
(仮称)下竹下第3架道橋工事の様子。防音ネットで中の様子はよく確認できませんが、開口部から複雑に組まれた鉄筋が確認できます。
(仮称)竹下第2高架橋工事(分割1号)では場所打ち杭工が終了したようです。
別角度から。奥では擁壁工事が進んでいるのも確認できます。
(仮称)竹下第2高架橋工事(分割2号)施工予定箇所の様子。前回から主だった変化はありません。
R408~市道379号線間ではなにやら工事用道路の築造工事が始まりました。この時点では工事看板が立てられていないため不明でしたが、のちに昨年度発注され長らく未着手だった道路築造工事(分割5号)であることが判明しています。
道路改良工事(分割2号)では車道部が舗装されました。ただし最上層部は未施工です。
区間最東端部では擁壁工事が始まりました。内部の施工区分では清原第1工区となっており鬼怒川左岸の一連の工区で紹介するか迷うところですが、とりあえずこの記事で紹介します(今後変更する可能性があります)。
まだ着手直後で地山の掘削が始まったばかりのようです。
今回はここまでです。施工工事が増え2か月分しか紹介できませんでした。次回も引き続き2019年度の工事の様子を紹介していきます。