【工事の記録】鬼怒川橋梁右岸(2018年10月~2019年6月)
その2では2018年10月頃~2019年6月頃までの第1渇水期における工事状況についてレポートしていきます。
右岸側第1渇水期(2018年11月~2019年6月)工事状況
2018年からはじまる第1渇水期では、鬼怒川本流を左岸側(東)に切り替え、右岸側工事で4脚、左岸側工事で2脚施工します。
右岸(JR宇都宮駅東口)側(分割1号)
2018年10月24日撮影
本格着手前の状況です。着手前は堤防内は一面雑木林でしたが、この時点で計画線に沿って測量のため伐採されています。
2018年10月24日撮影
鬼怒川橋りょう予定地から少し離れたところに作業所(現場事務所)が設置されました。こちらは借地だと思われます。
2018年12月25日撮影
少し間が空いて年末の工事の様子です。すでに橋脚位置には足場が組まれケーソン構築のための準備が進んでいます。当時気づかないうちに随分工事が進んでいることにかなり驚いたことを今でも覚えています。
2018年12月25日撮影
手前では作業室が構築されている様子が見えます。また奥では、地中を掘り進めていくための艤装(エメラルドグリーン色のもの)がすでに見えます。
2019年1月8日撮影
写真手前のP2は艤装設置のための鉄筋が組み立てられているのが見えます。
2019年1月18日撮影
この頃から足場に防音シートがかけられ、艤装設置が完了した箇所から掘削が始まりました。
2019年1月25日撮影
この日はP3とP5に艤装がありました。2台を使いまわしているようです。
2019年2月18日撮影
この日はP2のみに艤装が確認できました。地中での工事なので、変化を感じづらいです。なお工事は交代制で昼夜問わず24時間行われているようです。
2019年3月21日撮影
この日は一番奥のP5に艤装が設置されています。足場のシートが一部外され何となく橋脚っぽい姿になっている気もします。
2019年4月5日撮影
工期的にやばくなってきたのか、この頃から艤装が2台追加され、4か所同時施工となりました。
2019年4月28日撮影
ついにケーソン部(基礎)が完成したようで、すべての橋脚で艤装が解体され、躯体の鉄筋組立が始まりました!
2019年4月28日撮影
後になって写真を見返して気が付きましたが、この時にはすでにP4,P5は完成に近い状態だったようです。
2019年5月7日撮影
2019年5月7日撮影
なんともう奥のP5が完成しています!手前もすでにコンクリート養生中に見えます。
2019年5月15日撮影
P2~P5まですべて完成したようです。1渇水期で準備工事から始めたのに4脚すべて完成してしまいました。
2019年5月20日撮影
すべの足場も解体され、出水期にむけ現場の片づけを行っています。
以上第1渇水期右岸側の施工状況でした。
非常に厳しい工期の中、4脚すべて下部工が無事に完成しました。
次回は第1渇水期の左岸側の施工状況をレポートしていきます。
(続く)